2017年6月1日、賛助会員オリンパス株式会社主催による新製品「OM-D E-M1 Mark II」の製品説明会がオリンパスプラザ東京にて開催されました。
「OM-D E-M1 Mark II」はAF/AE追従で最高18コマ/秒を実現し、121点オールクロス像面位相差AFを搭載したフラッグシップ機となります。前モデルから大幅に進化したボディはラインアップの揃ったPROレンズとの組み合わせで最大限の力を発揮し、スポーツフォトグラファーをターゲットにした製品となっております。
本説明会には16名のAJPS会員が参加しました。はじめにオリンパスプロ担当の菅野様より製品の特長などのご説明があり、その後事前テストに参加した4名のフォトグラファー会員によるインプレッションを行いました。
またOM-D E-M1 Mark IIとPROレンズの製品展示もあり、参加した会員は実際にシャッターを切りながら感触を確かめていました。
インプレッション
陸上競技でのテストを行ったがAFの追従性がよく、ファインダーもよい。連写しても違和感なく使用できました。そしてシステムがコンパクトに収まることがありがたい。
屋内競技のバレーボールと屋外のビーチバレーにて撮影。他社のカメラボディやレンズに比べて小さく機動性があることは有利に働くだろう。特にビーチバレーでは細かい動きにも俊敏に対応してくれていた。改善点として書き込み中は他の操作が出来ないことと、ISO5000~10000までの高感度領域がフルサイズ機に比べるとノイズがあることだろう。
アメリカンフットボールにて撮影。コンパクトな設計なので、フルサイズ600mm相当が手持ちで撮影できる。また手振れ補正が大きな効果があった。マイクロフォーサーズというセンサーサイズの特性上、フルサイズに比べて被写界深度が深いため背景がボケにくいのは少々気になった。
被写体は中学生の陸上大会と飛行機。今回は顔認識機能にトライしてみた。AFはよく機能している印象。他のフォトグラファー同様に600mm相当がこの小ささで実現していることはすごいことだ。
4名のインプレッションで披露された写真はインクジェットプリンターで出力され展示された。コンパクトなボディに革新的な機能を搭載しているオリンパスOM-D E-M1 Mark II。これから様々なスポーツシーンにおいてこのカメラを目にすることが多くなりそうだ。
(レポート: 中西祐介)