いまや春の風物詩となった春高バレー。全日本のユニフォームを着て日の丸を背負う選手達もかつてはこの場所でひたむきにボールを追い、仲間とともに濃密な時間を過ごしていた。 バレー人生の中のたった3年間という短い時間の中で彼らは何を見つけ、どんな未来を思い描いているのだろう。現在、全日本の中心的メンバーである男子の石川、柳田、清水、女子の木村沙織、古賀紗理那、かつての全日本メンバーである栗原恵、大山加奈。彼らの活躍はこの高校時代があったからだと思う。 高校バレーの聖地ともいえる春高バレーで撮影されたスター選手達の写真を見ながら、当時のことを回想してみたいと思う。
<著者・撮影者紹介>坂本清(さかもときよし)
1998年のバレーボール世界選手権の取材をきっかけに、2000年よりフリーランスとして活動を開始。現在はバレーボール、フィギュアスケートを中心に国内外での世界大会を取材している。05年より全日本フィギュアスケート選手権、07年よりISUグランプリファイナル、09年より世界フィギュアスケート選手権をそれぞれ毎年取材している。日本スポーツプレス協会会員、国際スポーツプレス協会会員 2016年4月1日更新