「テニス SWISS INDOORS 2016 BASEL」 Text 畠山喜代子

「テニス SWISS INDOORS 2016 BASEL」  Text 畠山喜代子/Hatakeyama Kiyoko

ATP500バーゼルでのトーナメントは私自身一度もラケットを手にしたことがなくても通年の記者エントリーはカレンダーである。 ロジャー フェデラーは我が町バーセルの地元民、アルピンスキーワールドカップのメディア達は毎年開幕戦ソルデンからテニス スイスインドアーで、バーゼルに集結する。 しかし、今回フェデラーは膝の手術からの後療法で年内いっぱいはお休み。

ラファエル ナダル(SPA)は通年のトップの顔ぶれだが,膝の激痛で歩行も困難な状況で緊急に帰国して、今期躍進のもう一人スイス人選手スタン ワブリンカは今大会のドローは1番で、ワブリンカへの期待は大きかったのだが、3戦目でドイツのツべレフに敗れて立ち去った。

ATPスイス インドアー最終戦開始前のプレスセンターでは、ケイはやるかな 勝たせたいね、そんな声が多かった。 これまでの対戦相手は多くが身長が2メートルに近い、マリン チリッチ(CRO)も196センチで強烈なサーブの連発で決勝戦にやってきた。

開始10分前、コートからセキュリティか私を指して後ろ、後を取りはづして!何事かと振り返ると巨大な日の丸がプレス席の後ろの柵に掲げられていたのに仰天、 私のもではありませんよ!それでも日本人の同僚と丁寧に取り外して係員に手渡したが、後で聞くと日本人の錦織 圭の支持者ではなくて地元バーセルのフェデラーの支持者たちであったとか。

観客席はいつもの決勝戦とかわらずに満員、テニスの観客たちは礼儀正しく、だれもが観客のルールをわきまえていているが、道路をへだてたサッカーFC Baselのホームグランド大会場とは大変な違いだがある、しかし、その観衆は同人物なのである。

決勝戦の1本目において錦織 圭は相手の強烈なサーブをよく読んで的確に応じたのだが、2本目ではさすがに疲労が見られ、7対5、6対4でのここBaselでは2回目の準優勝であった。

 

記者会見では...疲れたけれども、いいマッチをしたつもりです。 前回と比べて今回は彼の出だしがよくてブレークされてしまいました。 ことに2本目での感じはよくなくてコンビネーションでの闘いが続くと疲れます。 波にリズムに乗り切れなかかった。 1本目がとれなかったこと、リターンがよくできなかった。 ここまで来て負けた事でも体調は苦しくありません。

今季、できれば4位以内で終わりたい。  今回はボールが合わなくて残念ですと、錦織 圭。

写真提供S、Zimmermann (Basel)