髙須 力 報道写真展 「THE AMBIENCE OF SPORTS 2013-2017 情熱の欠片」

【期間】
キヤノンギャラリー銀座:2017年7月13日(木)〜2017年7月19日(水)
キヤノンギャラリー福岡:2017年8月31日(木)〜2017年9月12日(火)
キヤノンギャラリー大阪:2017年09月21日(木)〜2017年09月27日(水)
キヤノンギャラリー名古屋:2017年10月05日(木)〜2017年10月11日(水)
10時30分~18時30分(写真展最終日15時まで/日・祝日は休業)

【概要】
スポーツの現場では一分一秒を争い写真が配信され、瞬く間に全世界へ拡散されます。この15年で私たちフォトグラファーの環境は大きく変わりました。カメラはフィルムからデジタルになって、加工技術の進歩によって新しい写真表現も誕生しました。しかし、現場には時代を問わず存在し続けているものがあります。

それは競技に人生を捧げたアスリートたちの情熱です。

最新のデジタルカメラでスポーツを撮影するとき、手ブレを抑制するために1/2000前後の高速シャッターが主流とされています。しかし、私はあえてフィルム時代に定番とされた1/500をベースにして、撮影環境に応じた露出を決めてきました。

そうして撮られた写真の多くにはブレが確認できます。被写体の躍動や興奮を伝えるものもあれば、手ブレになってしまったものもあります。しかし、それは撮影者である私が平常心ではいられなかった証です。

一見つるりとした瞬間には無数の襞(ひだ)があり、様々な欠片を内包しています。ブレはそれを見つけやすくするための手がかりにすぎません。5年間で集めた「情熱の欠片」を探して欲しいと思います。