光と影 「AVCビーチバレーボールアジアツアー2017 グランフロント大阪」

Photo 平野 敬久 / Takahisa Hirano

 普段室内競技を撮影することが多い自分が、久しぶりに外競技の撮影の機会を得た。大会前半は雨降り模様だったが、後半に入り、強い日差しが差し込んできた。
大阪グランフロントのうめきた広場に特設されたビーチバレーコートは、周りを高層ビルに囲まれ、時間帯によって日差しが入ったり入らなかったり、試合ごとにころころ変化する。コート内でもプレーするポジションによって変化する。ジャンプしてスパイクを打つ瞬間に光が差し込んだり。やってる選手もやっかいなものだろう。
しかし写真を撮ってるこちらとしては、なかなかに面白いシチュエーションでもある。光と影と鍛えられた肉体、砂、汗。そこに躍動する動きと、表情。それらをなんとか写真におさめられないものかと思い、シャッターをきった。


平野敬久(ひらの たかひさ) 1974年愛知県生まれ。2003年、アシスタントを経てフリーランスとして活動開始。バレーボールを中心にあらゆる競技を撮影。