ジャーナリスト・オン・ザ・ポディウム(JOP)は、国際スポーツプレス協会(AIPS)が主催する、国際大会を長く取材し続けてきたジャーナリストを表彰する伝統行事です。初回は2012年8月に開催され、オリンピック、世界陸上、世界水泳などの大会で開催されています。表彰の条件は、その大会を8大会以上取材していること。そして今回、異例の11月開催となったFIFAワールドカップカタール大会において、FIFAとの共催という形で開催され、世界中から集まった82名のジャーナリストとともに、9名のAJPS会員(*1)が表彰されました。
ちなみにサッカー日本代表がこの大会に出場するようになったのは1998年のフランス大会以降のことで、以後7大会連続での出場を果たしていますが、JOPは8大会以上の取材経験者が対象のため、今回表彰された9名は日本代表が出場するよりも前から取材していたことになります。その年月はJリーグの歴史と重ねても更に前からであるを考えると、未踏の世界に踏み込み、長きにわたって取材活動を続けてきたことの凄さにただただ驚嘆するばかりです。受賞された皆様、本当におめでとうございます。
大会は12月18日のファイナルまで続きますが、現地にはこの9名のレジェンド以外にも多くのAJPS会員が赴き、取材活動を続けています。どうか全員が、最後まで無事に取材活動を行い、そしてより良い成果をあげられることを願っております。
*1:今回受賞された日本人ジャーナリストは全部で12名です。
Journalist on the Podiumを今回受賞された皆様(取材回数順・敬称略)
大住良之(ライター・13回)
清水和良(フォトグラファー・12回)
六川則夫(フォトグラファー・11回)
杉山茂樹(ライター・11回)
今井恭司(フォトグラファー・11回)
赤木真二(フォトグラファー・10回)
原悦生(フォトグラファー・10回)
岸本勉(フォトグラファー・8回)
木ノ原句望(ライター・8回)
(写真・中村博之/赤木真二 文・小城崇史)