フリーランスのフォトグラファー、ライター、ジャーナリストで構成される日本スポーツプレス協会(AJPS)は、2007年から日本スポーツ界に貢献した功労者を「AJPSアワード」で顕彰し、2009年の第3回からは、アスリートやチームを陰で支える「縁の下の力持ち(=Unsung Hero)」を対象としてきました。
今回で18回目の「AJPSアワード2026」では、日本アンプティサッカー協会(切断障がい)や日本CPサッカー協会(脳性麻痺)など計7競技団体が加盟し、2021年東京パラリンピックからJFA日本代表ユニフォームとの統一を果たした「一般社団法人日本障がい者サッカー連盟」(JIFF)を選出。
5月26日には同連盟の北澤豪会長をはじめ、日本アンプティサッカー協会、日本CPサッカー協会、日本知的障害サッカー連盟、日本電動車椅子サッカー協会、日本ろう者サッカー協会、さらに8団体目として準加盟した日本ドワーフサッカー協会(低身長症)の関係者とアスリートの皆さんが出席のもと、銀座ライオンクラシックホールで表彰式を行いました。

一般社団法人日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長(左)と当協会岸本勉会長
過去最多のゲストを迎えた表彰式は、北澤会長の受賞挨拶とこれまでの活動成果、今後の大会スケジュールなどが報告されると大きな拍手が贈られ、続いてスポーツ庁の河合純一長官や、男子サッカー日本代表の森保一監督からのビデオメッセージが上映されると、会場はさらなる盛り上がりを見せました。

一般社団法人日本障がい者サッカー連盟、日本アンプティサッカー協会、日本CPサッカー協会、日本知的障害サッカー連盟、日本電動車椅子サッカー協会、
日本ろう者サッカー協会、日本ドワーフサッカー協会(低身長症)の関係者とアスリートの皆さん

受賞のお祝いビデオメッセージに登場した男子サッカー日本代表の森保一監督
また、AJPSからは記念の盾、賛助会員のソニーマーケティング株式会社の水野雅夫様からは副賞(SONYお手元スピーカー、ワイヤレスポータブルスピーカー)が贈呈されました。

一般社団法人日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長(左)と副賞を贈呈したソニーマーケティング株式会社の水野雅夫様
今回の受賞について、「一つ一つ目標を達成していくためには、各団体の人たちに動機付けの変化を求めていかなければいけないが、今回の受賞は私たち以上に、我々の後ろにいる多くの人たちが“認められた”という意識を持てるのが大きい」と北澤会長。

壇上でスピーチする一般社団法人日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長

スピーチは同時手話通訳でも行われた
JFAとのユニフォーム統一の成果についてはこう話しました。
「2025年東京デフリンピックでの男女デフサッカー銀メダル獲得に代表されるように、JFAとのユニフォーム統一で選手たちのモチベーションが大きく変わったと思う。自分たちのためにサッカーをするだけでなく、このユニフォームを着ている以上、応援してくれる人たちや支援をしてくれる人たちのためにもやらなくてはいけないという意識が持てるようになり、責任感が生まれた。結果を出すことで、競技に対する社会の皆さんの見方も、この10年で大きく変わってきたと思う」
そして、今後の10年に向けては、「選手たちが社会に出た後もスポーツができるように、雇用を広げる必要がある」と言い、「優秀な指導者も増えてきているが、さらなる競技力向上のために指導者講習を行っている。デフサッカーの選手が鹿児島県のサッカー強豪校で一緒に練習をやっている実例もあるように、障がい者サッカーにおける指導者や地域の意識を、これからさらに高めていく必要があると思う」とも話しました。
今回の受賞が大きな力となり、障がい者サッカー界からまた新たなビッグニュースが届けられることを期待しています。
一般社団法人日本障がい者サッカー連盟(JIFF)
AJPSアワード受賞のJIFF北澤豪会長インタビュー 代表ユニフォーム統一で選手の意識と競技環境に変革
https://www.ajps.jp/2026/03/5650/
文 / 折山 淑美
写真 / 保高 幸子
