「エディー・ジャパン、ウェールズ戦勝利に見えた成長」 Text 斉藤健仁 / SAITO KENJI

歴史は再び塗り替えられた――。
「エディー・ジャパン」ことラグビー日本代表が、2012年秋、アウェーでの欧州勢(ルーマニア・グルジア)打倒の白星に続き、13年6月15日、2年連続ヨーロッパ王者に輝いていた「レッドドラゴンズ」ことウェールズ代表を、対戦13戦目にして初めて打ち破った。

「女子バスケはなぜ3大会ぶりの五輪出場を勝ち取れたのか」 Text 小永吉陽子

アジア2連覇を達成するとともに、リオへと続くオリンピックロードを鮮やかに駆け抜けた。
9月上旬、女子バスケットボールのリオ五輪予選を兼ねたアジア選手権が中国・武漢にて開催され、日本は決勝で中国を85-50の大差で下して3大会ぶりとなるオリンピック出場権を獲得した。

「13度目の世界一」 Photo 佐野美樹

9月初旬、ラスベガスで行われたレスリング世界選手権で、伊調馨が五輪を合わせた世界大会で13度目の世界一に輝いた。
レスリング界では、世界記録や連勝などで吉田沙保里が多く取り沙汰されるが、伊調もまた吉田に肩を並べる記録の持ち主でもある。

「魂の抱擁――1978年アルゼンチン・ワールドカップの情景」 Text 大住良之 / OSUMI YOSHIYUKI

1978年6月25日、私はまだ26歳だった。「それ」を見た瞬間、頭にかっと血が上ったのも無理はない。
アルゼンチン・ブエノスアイレスのリバープレート・スタジアム。25日間のワールドカップも、この日、地元アルゼンチンとオランダの決勝戦でフィナーレを迎える。広くない記者室はざわついていた。

「緊張感の中の囁き」 Photo 竹内里摩子

新体操を撮りはじめて36年目に突入した。
目の前で起こっている事に慣れてしまいスルーするのが一番の敵。よって、常に新鮮に感じるようにアンテナを張り続けて、角度を変え表現する視点を探る訳だが、最近のマイブームは<息遣い>である。