AJPSアワード 2023 表彰式開催

2023年6月12日

 フリーランスのスポーツフォトグラファー、ライター、ジャーナリストで構成される日本スポーツプレス協会(AJPS)は、日本のスポーツを陰で支える「Unsung Hero〜アンサンヒーロー」を顕彰する「AJPSアワード」の2023年受賞者に、サッカー日本代表で長年、「キットマネジャー」を務める麻生英雄さん(47=株式会社ボトムアップ)を選出。12日に都内の日本青年館ホテルで表彰式を行いました。

 麻生氏はサッカー日本代表の親善試合に帯同中のため、ビデオメッセージによる受賞スピーチとなりましたが、会場には麻生氏と志を共にする株式会社ボトムアップの竹嶋大助様、なでしこジャパン キットマネジャーの大沼希様に代理としてお越しいただき、盾と副賞のキヤノン ポケットサイズ望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM」が贈呈されました。

また、公益財団法人日本サッカー協会広報部長の多田寛様、アディダスジャパンの寺本一博様も駆けつけて下さり、さらにサッカー日本代表の森保一監督からも祝福のビデオメッセージが寄せられ、表彰式に花を添えました。

 AJPSアワードは2007年から実施され、今回が15回目。過去の受賞者にはNPO法人日本ブラインドサッカー協会初代理事長の釜本美佐子氏(2022年度)、日本陸上競技連盟男女競歩部会(2019年度)等がいます。

 

状況撮影 小座野容斉/AJPS

 

麻生英雄(あそう・ひでお) プロフィール

1975年8月1日、神奈川県小田原市生まれ。県立足柄高校ではバドミントン選手でサッカー経験もなく、大学浪人中に偶然手にしたアルバイト求人雑誌で、スタッフを一般公募していたJリーグ「横浜フリューゲルス」に採用され、95年1月入社。当初は「インナー(シャツ)取って」と選手に言われても、「インナーって何ですか?」と逆に質問するほどだった。未知の分野だったが他クラブを訪問し、同じ任務の先輩に学ぶなどして、W杯アジア予選が初めてホーム&アウェー方式となった97年の最終予選から現在まで、日本代表の全ての活動において、用具を管理する「キットマネジャー」を務めてきた。07年に、スポーツチームの用具管理や、次代の人材育成を展開する「株式会社BOTTOM UP」を設立し、副社長に就任。