さらば、スピードスター

2021年2月20日、1か月遅れで迎えたトップリーグ開幕戦・パナソニックワイルドナイツ対リコーブラックラムズ。

 試合後半パナソニックワイルドナイツ・WTB福岡堅樹は相手のパスのタイミングを見切ってボールをインターセプト、そのままトップスピードでインゴールに飛び込んできた。

 今シーズン限りでの引退を表明している彼のラストシーズンでの活躍を予感させる鮮やかなトライだった。

彗星JAPAN〜第27回男子世界選手権2021エジプト〜

田口有史(たぐちゆきひと)1973年静岡県生まれ、福島県育ち。

県立福島高校卒業後、スポーツ写真家を志して東京工芸大学短期大学部に入学。1993年に渡米しサンフランシスコ芸術大学に編入。在学中よりフリーランスとして活動を始め、現在は東京に居を構えつつも、年間150日程度渡米して、メジャーリーグを中心に撮影しながらバスケットボールやフィギュアスケート、ハンドボール、サッカーなど世界中の様々なスポーツイベントに出没。

夢を跳ぶ。

髙須力(たかすつとむ)1978年東京都出身。
2002年より独学で写真をはじめ、2006年独立。すべてのスポーツが取材対象。ライフワークでセパタクロー日本代表を追いかけている。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員。国際スポーツプレス協会(AIPS)会員。

WALK TO THE DREAM IWAKI FC

渡辺二美一(わたなべふみかず)1978年福島県生まれ。
Jリーグオフィシャルカメラマン等を経験後、独立。現在、サッカーを中心に様々なスポーツを撮影する。JFLいわきFCオフィシャルカメラマン。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員。国際スポーツプレス協会(AIPS)会員。

浦和レッズに現れた新たな本物のストライカー。レオナルドが秘めるチームの伸びしろ

「自分の形があって、点をたくさん取れる選手はカテゴリーなんて関係ない。下部リーグだろうが、トップリーグだろうが点を取る」

以前、元代表だった人からそんな話を聞いたことがあるが、浦和レッズのレオナルドはまさにそういった選手だ。

国を背負って戦うことの尊さを示してくれた内田篤人

 随所に“内田節”が聞かれた引退会見で、本音だろうなと感じたのは「羨ましかった」というフレーズだった。

 ワールドカップ(以下W杯)についての話を振られた内田篤人は、メンバー入りを逃した18年ロシアW杯について、そう語ったのだ。その言葉にW杯への想いが凝縮されている。