随所に“内田節”が聞かれた引退会見で、本音だろうなと感じたのは「羨ましかった」というフレーズだった。
ワールドカップ(以下W杯)についての話を振られた内田篤人は、メンバー入りを逃した18年ロシアW杯について、そう語ったのだ。その言葉にW杯への想いが凝縮されている。
随所に“内田節”が聞かれた引退会見で、本音だろうなと感じたのは「羨ましかった」というフレーズだった。
ワールドカップ(以下W杯)についての話を振られた内田篤人は、メンバー入りを逃した18年ロシアW杯について、そう語ったのだ。その言葉にW杯への想いが凝縮されている。
Jリーグではすでに観客がスタンドの何割かを占めている映像が見られた。ここスペインでは、いまだ無観客の試合が続いている。友人からの連絡で、日本でもメディア取材に規制が掛かっているようだが、比較のためにスペインの現状をお伝えしよう。
今回のパンデミックを振り返ってみると、今年1月31日に初めてコロナ感染者がスペインで報告された。この患者はドイツ人観光客で、症状は軽いものと伝えられた。この時点ではその区域を隔離すれば問題ないだろうと思われた。発生地、武漢の映像は別世界のもので、スペイン人は全く実感していなかった。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため活動を自粛していた男子柔道部が9月14日、約5カ月半ぶりに稽古を再開した。“3密”が避けられない競技だからこそ、大学のガイドラインのほかに部独自のガイドラインも作成し、体調管理や感染防止対策も徹底。「困難な状況でこそ人は成長する。自覚と責任を持って、現実から逃げずに日々の稽古に向き合ってほしい」と指導する同部の上水研一朗監督(体育学部教授)に聞いた。
FC東京の橋本拳人がロシア・プレミアリーグ(1部)のFCロストフに移籍した。ロストフは2018年ロシアW杯ラウンド16の日本代表×ベルギー代表が開催された場所で、この都市名にピンと来る方も多いと思う。
東京・市ヶ谷にある中谷氏の事務所を訪ねると、壁一面に広がる書棚が「ようこそ」と言うように招き入れてくれた。本や資料という姿で、日本スポーツ界の歴史が鎮座している。
この1年、彼女たちの涙を何度見てきただろう。
負ければ涙、勝っても涙――五輪代表争いが激化した2019年を振り返ると、代表選考に絡んだ選手たちのやるせない光景ばかりが浮かんでくる。
ん??? バイエルン・ミュンヘンが、代表を務めるサカノワ社に、ドイツ語のプレスリリースを届けてくれる。以前にドイツに住んでいたり、懇意にしていたドイツ人ライターがバイエルンのスタッフになっていたり、いろいろ関係を築けて、時々ビッグニュースが配信されるので、貴重なソースにもなっている。
橋岡大樹を初めて取材したのは、まだ彼がプロになる前のことだ。年代別日本代表の合宿に浦和レッズユース所属の高校生として参加していた時だった。
スポーツ・ライティングというものに出会ったのは、まだ少年の時だった。当時、マイク・タイソンがアメリカのリングに彗星の如く現れ、途方もない勢いで、チャンピオンと名のつくあらゆる称号を強奪していった。
ウサイン・ボルト、正真正銘のラストラン。
ロンドンで行われた世界選手権、数々の伝説を作ってきたボルトの最後のレースは、4ⅹ100リレーだった。スタジアムの誰もがアンカーのボルトが先頭でゴールを駆け抜けることを期待していた。ところがーー。